Linuxの印刷方法
コマンドで印刷
				文章がプログラムソースなど半角英数字だけから構成される文章ならlpr コマンドを使用して印刷できます。
				<使用例>
				$lpr file1.txt
				→file1.txt を印刷。
			
KWriteを使った印刷
				lpr コマンドや a2ps コマンドは、文字のフォントや大きさなどを
				設定して印刷することができません。
				日本語の印刷やフォント設定をして印刷したい場合、エディタなどのアプリケーションで設定をし、印刷します。
			
				アプリケーションの印刷方法は複数あります。
				アプリケーションから直接印刷する方法とPostScript形式に変換してから印刷する方法です。
				PostScript形式については、PostScroptとはを参照してください。
			
				龍谷のLinux環境には、KWriteというエディタがあります。
				KWriteは、Windowsのメモ帳のようなアプリケーションで、非常にシンプルです。
				ここでは、KWriteを使った印刷方法を記します。
			
				<1.KWriteの起動>
				はじめにKWriteを起動します。
				印刷するファイルのアイコンが表示されている場合は次の方法で起動してください。
			
- ファイルの拡張子が「txt」なら、右クリック→新しいウィンドウで開く、または、アイコンをダブルクリックしてください。
 - 他の種類のファイルなら、ファイルを右クリック→アプリケーションで開く→その他→エディタ→KWriteを選択してOKをクリックしてください。
 
				コンソールから起動する場合は、下記のコマンドを入力して起動します。
				$kwrite file3.txt
				※ここではファイルを file3.txt と仮定します。
			
※日本語が文字化けしている場合 
						メニューバーから表示→エンコーディングをクリック。文字コードの一覧から適切な文字コードを選びます。 多くの場合は、「日本語(sjis)」を選択すると正常に表示されます。  | 
					
			<2.フォントの設定>
			メニューバーから設定→エディタの設定をクリック。
			ここで、フォントや文字の大きさなどを変更します。
			
			<3.印刷>
			メニューバーからファイル→印刷をクリック。
			印刷の設定画面を起動します。
			
			
			[方法1:KWriteから直接印刷する]
			1、プリンタの名前を印刷させたいプリンタに設定します。
			   通常、標準で使用するプリンタが設定されているので、変更する必要はないです。
			2、印刷をクリック。
			
			[方法2:PostScript方式で印刷する]
			1、プリンタの名前をファイルに出力(PostScript)を選択します。
			
			2、印刷をクリックすると、ファイルの保存先を聞かれるので保存するディレクトリを選択して、ファイルを保存します。 保存先に file3.ps というファイルが作成されます。
3、コンソールで先ほど保存したファイルがあるディレクトリに移動し、そこで $lpr file3.ps を実行するとPostScript形式の文章が印刷されます。
PostScriptとは
			PostScriptとは,米Adobe Systems社が開発したページ記述言語です。
			テキスト形式による一種のプログラミング言語で、特定のプリンタに依存しないページデータを記述できるのが特徴。
			柔軟性や汎用性が高いことから、特に印刷物などを作成するプロフェッショナルDTPの分野で広く利用されています。
			UNIXでは事実上標準の形式となっています。
			
			実際、テキストファイルなどは一旦このPostScript形式に変換されてから、Ghostscriptというツールを使用してプリンタなどのデバイスに出力されています。
			PostScript形式ファイルの拡張子は .ps や .eps です。
			
