テーブルの使い方
テーブルとは
テーブルとは、データベースの最も基本となるものです。前説でも紹介しましたようにデータベースとは図書館のようなものです(詳しくは基本的な使い方を参照)。
このデータベースにいれる【情報】を、きれいにまとめて種類わけをする、本棚の役割をする物をテーブルと言います。この本棚となるテーブルにごちゃごちゃのままの【情報】を入れてしまうと、かえって後から探し物(以下【検索】と呼びます)を見つけにくくなってしまいます。ですからこの説では、後から【検索】しやすいテーブルを作るための方法を、順を追って説明していきます。
テーブルの構成
データシートビュー
テーブルは表の行にあたるレコードと列にあたるフィールドで構成されます。Excelのワークシートのような表をAccessではデータシートと呼び、データの表示や編集を行います。データシートが表示される画面をデータシートビューといいます。

- タブ・・・表示するオブジェクトを切り替えます。
- レコード・・・テーブルの1行分のデータをレコードといいます。複数項目のデータが1つずつ集まって1件のレコードとなります。
- フィールド・・・レコードを構成する項目で、1つのフィールドには同じ種類のデータが入力されます。
- フィールドセレクタ・・・フィールド名が表示されます。
デザインビュー
デザインビューはテーブルを定義する画面で、集めるデータの内容をここで定義します。項目名やデザインの種類を定義し、データの表示方法やデータを正確に効率よく集めるための各種設定を行います。

- 主キー・・・それぞれのレコードを区別する基準となるフィールドの組み合わせのことです。
- フィールド名・・・フィールドの名前を設定します。
- データ型・・・フィールドに入力されるデータの種類を設定します。
- 説明・・・フィールドに対する説明を入力します。入力した内容はデータシートビューのステータスバーに表示されます。
- プロパティシート・・・選択している項目に対する詳細な設定を行います。
- フィールドプロパティ・・・データシートビューでフィールドに入力するデータの入力方法や表示方法の設定が出来ます。
ビューを切り替えるには
1:データシートビューを開いている場合はデータシートタブ/デザインビューを開いている場合はデザインタブ→表示グループの表示を選択します。


2:ビューが切り替わります。
テーブルの新規作成
1:データベースダイアログを表示したまま、作成タブ→テーブルグループのテーブルを選択します。

2:すると新規テーブルがデータシートビューで表示されます。