リレーションシップの使い方１
リレーションシップとは
リレーションシップとはテーブル同士の関係を設定し、関連付けるものです。関連付けることによって、２つ以上のテーブルを合わせたレポートを作ったり、一方を更新すると、もう一方を自動で更新したりすることができます。
リレーションシップには一対多リレーションシップ、一対一リレーションシップ、多対多リレーションシップの3種類あります。「一」は１度しか出てこない数字や文字など。「多」は何度も出てくる数字や文字などのことです。
- 一対多リレーションシップ：
- 最も標準的な使い方で主キーをリレーションシップに設定すると、そのテーブルが主テーブルになります。
- 一対一リレーションシップ：
- 「一」同士をリレーションシップに設定します。
- 多対多リレーションシップ：
- 関係のないデータを関連付ける時に使用します。一対一リレーションシップのような物なのですが、一対多で関連付けられている「一」側のテーブル同士の関係です。「多」側のテーブルは「結合テーブル」といいます。
リレーションシップの新規作成
１：開いているテーブル、クエリを全て閉じます。
２：データベースツールタブからリレーションシップグループのリレーションシップを選択します。
３：リレーションシップツールのデザインタブからリレーションシップグループのテーブルの表示を選択します。
４：テーブルの表示ボックスから、リレーションシップを設定したいテーブルを選択し、追加ボタンをクリックします。（複数のテーブルを選択する場合は、Ctrlキーを押しながら選択します。）追加し終わると、閉じるをクリックします。
５：リレーションシップウィンドウから、リレーションシップを設定するフィールドの片方を選択し、もう片方へドラッグします。固有ー多数の場合はどちらからドラッグしてもかまいません。
６：リレーションシップダイアログが開くので、必要に応じて、参照整合性、フィールドの連鎖更新、レコードの連鎖削除にチェックを入れます。
- ●参照整合性：
- 元になるテーブルに存在しない「フィールド」データを関連するテーブルの「フィールド」に入力することができません。
- ●フィールドの連鎖更新：
- 「参照整合性」とあわせてこの項目がチェックされていると、元になるテーブルの「フィールド」データが変更されたとき、関連するテーブルの該当する「フィールド」データも変更されます。
- ●レコードの連鎖削除：
- 「参照整合性」とあわせてこの項目がチェックされていると、元になるテーブルの「レコード」データが削除されたとき、関連するテーブルの該当する「レコード」データも削除されます。
７：前のリレーションシップウィンドウに戻りますので、そこでリレーションシップの設定をした所に結合線が表示されているか確認します。「一」側には「1」、「多」側には[∞]と表示されます。
８：最後に上書き保存をして、×ボタンをクリックし、リレーションシップウィンドウを閉じます。